住み着いた家やその家に住む人に幸運をもたらすと言われている座敷わらしですが、実は家だけではなく人を選ぶことがある事をご存じでしょうか。
今回は座敷わらしに好かれる人、嫌われる人それぞれの特徴を詳しくご紹介いたします。
座敷わらしは人を選ぶ？
長い歴史があるお屋敷や宿に居るイメージが強い座敷わらしですが、実は人を選んでついていったり会いに行くこともあるんだとか。
もちろん誰にも見ることが出来て、その全ての人が座敷わらしに選んでもらえるというわけではありません。
ではどんな人が好かれ、どんな人が嫌われてしまうのでしょうか。
座敷わらしから好かれる人の特徴とは？
無邪気な心を持っている人
座敷わらしと聞いたとき誰もが思い浮かべるのが小さな子どもの姿ですよね。
諸説あるのですが一般的に座敷わらしは子どもだと考えられており、自分と同じように子どものような無邪気な心を持っている人を好むと言われているんですよ。
遊び心を忘れない人
どんな出来事に遭遇しても遊び心を忘れることなく、子どものように楽しむことが出来る人を座敷わらしは好むと言われています。
座敷わらしがする「物を隠す」「音を立てる」などのいたずらをむやみに怖がるのではなく一緒に心から楽しめるような人が好かれるんですね。
座敷わらしを喜ばせようという気持ちのある人
座敷わらしが居る事を感じていておざなりにしたり、怖がったりするのではなく好物の赤飯やお菓子を用意したり、おもちゃを置いてくれる人を好きになると言われています。
私たち人間も、どこかへお邪魔してお菓子を用意してもらえたりするととても嬉しい気持ちになりますよね。
座敷わらしも私たちと同じく「歓迎の気持ち」を示してもらえると嬉しく感じるんですよ。
自分だけ幸せになればいいという自分本位な考えではなく、座敷わらしにも喜んでもらいたい、せっかく自分と一緒にいるのだから幸せに過ごしてもらいたいという気持ちを自然と持てる人を座敷わらしは好むようです。
座敷わらしから嫌われる人の特徴
欲望が全面に出ている人
座敷わらしを見て金持ちになりたい、座敷わらしを見て出世したい。
そんな気持ちが全面に出ている人の所に決して座敷わらしは姿を現さないと言われています。
座敷わらしは決してお金儲けの道具などではありません。
頭が固い人
自分の考え以外を認めず、柔軟な考え方が出来ない人は座敷わらしに嫌われてしまうそうです。
どのような出来事に遭遇しても自分の物差しでしか物事を計らず、自分の中だけで完結してしまってはいないでしょうか？
座敷わらしに好かれたいと思っているのなら、他人の意見をしっかりと聞き取り入れて良い方向に変わっていこうという気持ちが必要です。
自分の事しか考えていない人
自分さえ良ければいい、他人の事はどうでもいいと思っている人は座敷わらしから嫌われてしまう傾向にあります。
他人の幸せを考えることが出来る人や他人の気持ちを自分の事のように考えることが出来る人を座敷わらしは好むんですよ。
座敷わらしに好かれる行動
客ではなく家族として接する
いつまでもお客様として特別扱いされているとどこか居心地の悪さを私たちも感じてしまいますよね。
それは座敷わらしも同様で、お客様としてではなく「家族の一員」として温かく接してあげることが好かれるための近道と言えます。
「おもちゃで遊ぼうよ！」と声をかけてみる、座敷わらしの好物を置く際に「美味しいよ、食べよう！」と声をかけるなどがおすすめ。
自分の子どもに接するように愛を持った行動をすることで座敷わらしもこちらの事を好きになってくれるかもしれません。
居心地の良い空間を作る
物がたくさん、ゴミが散らかりっぱなしの空間は座敷わらしだけではなく運気も全て逃げていってしまいます。
整理整頓を心掛け、生活感がありながらも綺麗な空間を作る事で座敷わらしも心地よく過ごすことが出来ますよ。
もし可能ならば座敷わらしの部屋として1部屋用意し、おもちゃなどをたくさん置いてあげるのもいいのではないでしょうか。
子ども部屋を用意されて喜ぶ子ども達のように、自分だけのお部屋があるという事で座敷わらしも喜んでくれるかもしれません。
まとめ
子どもの純粋さを忘れず遊び心を持つ。
現代を生きる大人にはなかなか難しいですよね。
ですが、座敷わらしに出会い好かれるためには意識的に考え方を変える必要があります。
ずっとその心を保つのは難しくてもたまには子どもに戻り純粋に「遊ぶ」事を楽しむといった事から気持ちの切り替えを試してみてはいかがでしょうか。