いつの間にか玄関先にツバメが巣を作っていた!という経験をしたことはありますか?
ツバメの巣が出来る事自体はとても縁起が良いとされていますが、巣を壊すと縁起が悪いのでしょうか?
ツバメのヒナが全て巣立った後は壊してもいい?自然に巣が落ちた時はどうしたらいい?
ツバメの巣を壊すと縁起が悪いのか?などツバメの巣に関する事を今日はご紹介いたします。
ツバメの巣は壊すと縁起が悪い?
春先になると飛来し、玄関先に巣を作ることもあるツバメ。
そもそも商売繁盛や子宝、無病息災などツバメが巣を作った家は運気がアップするという話がありますが、フンや鳴き声など人間にとっては不快感につながってしまうことも。
そんな縁起の良い巣を壊しても本当に大丈夫なのでしょうか?
ツバメの巣の縁起のよさについての詳しいお話はこちら▼
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結論
巣を壊したから何か悪い事が起こる、運気がダウンするという根拠は全くありません。
罰が当たるなどという事もないので、どうしても我慢が出来ない場合には撤去しても問題はないですよ。
巣を壊してしまったから悪い事が起こるかも!とネガティブに考えてもやもやするその気持ちが悪い運気を呼び込んでしまう可能性があるので、撤去する時はさっぱりとした気持ちで作業することが大切です。
ツバメの巣が自然に落ちた時は?
現代の建築素材は進化しており、つるつるとした質感の物も多いので壁に作られたツバメの巣が落ちてしまうことも。
またカラスやスズメといった他の鳥達との縄張り争いから壊されて落ちてしまうこともあります。
落ちている巣を見つけた場合はどうすればいいのでしょうか?
縁起は良い?悪い?
巣が落ちてしまったからその家の運気がダウンする、という事はありません。
ツバメの巣は素材とツバメの唾液でくっついているので素材によってはくっつきにくく、自然と落ちてしまうことも多々あります。
縁起が悪いと気にする必要は全くないので安心してくださいね。
落ちた巣の近くに何もない場合
巣立った後などの空っぽの巣が落ちた場合は丁寧に拾い集め、燃えるゴミとして処分が可能です。
落ちた巣の近くにヒナがいた場合
落ちた巣の近くでヒナが鳴いている場合、カップラーメンなどの空き容器の中にティッシュなどの巣材の代わりとなるものを敷きます。
そっとヒナを代理巣の中に戻し、元の巣があった場所と近い位置に固定しておくという方法があります。
落ちているから、可哀そうだからと保護して飼育することは法律違反と鳴ってしまいますのでNG。
代わりの巣を作って、親鳥の帰りを待ちましょう。
ツバメの巣を撤去したい時
巣の撤去と言っても実は法律違反になるタイミングがあるんです。
罰則は「1年以下の懲役か100万円以下の罰金」という重い物。
どの段階ならOKで、どの段階では違法になってしまうのか、詳しく見ていきましょう!
巣作り途中
親鳥が巣を作っている段階の物を撤去する分には特に問題はありません。
卵やヒナがいる巣
ツバメは鳥獣保護法で守られており、その保護法8条で「捕獲、殺傷したり、卵を採取、損傷させる事」が禁じられています。
もちろんツバメも鳥獣に当たるので、この法律によってしっかりと守られており、卵やヒナがある巣を壊すと法律違反となってしまうので罰せられる可能性が。
巣立った後の空っぽの巣
ヒナが無事に育ち、親鳥も子育ての役目を終えて飛び立っていったあとの空っぽの巣は、自分の手で撤去してもOK。
今までこの場所で元気に育ってくれたことへの感謝の気持ちを込めながら撤去することで、よりよい運気を呼び込めるかも。
またそのまま置いておいても大丈夫という方は、ぜひそのままにしておいてあげてください。
親ツバメが次の産卵に戻ってきたり、別のツバメが転居してくることも充分考えられます。
何年も連続でツバメの子育てを見ることが出来るかも。
卵やヒナがいるけどどうしても撤去したい!
保護法違反なのはわかっているけどどうしても巣を撤去したい。という場合もあるかもしれません。
巣がある事で健康被害にあったり、生活に大きな影響が出たりなどとても困っている場合はお住まいの自治体への相談がおすすめ。
被害状況を相談することで、捕獲や採取の許可が下りることもあります。
どうしても困っているからといって自分の手で壊してしまうのはNGですので要注意ですよ。
まとめ
春を告げるツバメ。小さな体で大きな海を渡ってくるので、子育てしている姿を見守ってあげたいところですが、いくら縁起が良いと言われても巣が出来て困ってしまう人もいますよね。
巣は高い所に作られるので、中に卵があるのかヒナがいるのかわからない場合も。
自分だけで判断せず、専門の業者に相談するか、お住まいの自治体に撤去について聞いてみるのがベストですよ。