お賽銭はいつもどのくらいの金額を入れますか?
お正月の初詣はもちろん、神社に参拝した際に誰しもがお賽銭を入れますよね。
何気なく賽銭箱に入れているその金額に縁起の良し悪しがある事をご存じでしょうか?
最近ではキャッシュレスで現金を財布に入れていない人も多いので、いざお賽銭を入れようとした時に1円しかなかったら?
お賽銭にダメな金額や1円でも大丈夫?などお賽銭にまつわる様々な疑問について今日はお話していきますね。
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なぜお賽銭を入れるの?
お賽銭の「賽」の字には「神様の恩恵に対する感謝の意のお供え物」という意味があるんです。
お賽銭を入れたあとに手を合わせ願い事をしますが、その願い事を叶えるため、または叶った事へのお礼のお金ともいえますね。
「来ましたよ」というお知らせ
お賽銭を賽銭箱に投げる音には「参拝に来ました」と神様仏様にお知らせするという意味もあります。
本来ならば賽銭箱上に吊るされている大きな鈴を鳴らしてお知らせしますが、その鈴が設置されていない神社ではお賽銭の音がインターホン代わりとなります。
お布施
お寺やお坊さんに納めるお布施とは異なり、お賽銭を入れることで自分の欲望や執着を捨て去るという修行の意味合いを持つとも言われています。
集まったお賽銭は何に使っている?
主にその神社の修繕費や維持費、運営費に使われる事が多いです。
神社は特殊な建築方法で建てられているので、専門業者への依頼が必要となりその費用も高額。
神様が私たちを見守ってくれているのと同様、私たちのお賽銭で神社の運営が保たれているんです。
またお守りやお札などの授与品の制作に使われることもあり、お賽銭として入れたお金が神様からの授け物となって自分の手元に返ってくるというのは素敵な事ですよね。
お賽銭にダメな金額はあるの?
基本的にダメな金額というものは決まっていませんので自分の好きな金額、お財布の中にある小銭、などで大丈夫。
願い事を叶えたいから、ご利益を強く受けたいからと高額のお賽銭をする必要もないんです。
必ずしも現金である必要も昨今では無くなってきており、なんと電子マネーに対応している神社も増えてきています。
ただ、金額に決まりはないのですが「縁起が良い金額」「縁起が悪い金額」というものが周知されているのも事実です。
1円しかない時は?
お賽銭はお願い事の代金ではないので、もちろん金額的には1円でも問題はありません。
ですが2022年の1月17日からゆうちょ銀行での「大量硬貨の預け入れ」が有料化となり、大量の1円や5円が集まるとその預け入れ手数料がかなりの負担となってしまうようになりました。
自分だけなら大丈夫、と思わず神社側の負担を考えると、1円のお賽銭は今後避けた方が無難です。
神社に立ち寄る事がわかっているなら事前にお賽銭を用意しておくのもおすすめ。
お賽銭に縁起が良いと言われている金額
ご縁がありますように、と5円玉を入れるのはおそらく多くの人が知っていますよね。
ですが5円以外にも縁起が良いと言われている金額がたくさんあるんです。
5円玉2枚
2枚の5円玉が重なるように、重ね重ね多くのご縁がありますように。
11円
「いい」の語呂合わせで11円を入れることで、「いいご縁がありますように」という意味に。
25円
「20」は二重。2重にご縁がありますように、との語呂合わせです。
125円
十二分にご縁があるように、の語呂合わせで、多くのご縁に恵まれますように、という意味があります。
485円
48は四方八方の語呂合わせとなっており、そこに5を組み合わせることで「四方八方からのご縁に恵まれますように」という意味になっています。
1万円
1万円の「万」が円満の語呂合わせとなっており、「何事も円満に通じますように」という意味に。
また、以前は自分ができる限り払えるギリギリの金額を払っていたとのこと。
特に叶えたいことがある人は自分で「これくらいなら払えるかな」と思える金額をいれるといいでしょう。
お賽銭に縁起が悪いと言われている金額
では逆に縁起が悪いとされている金額はいくらなのでしょうか?
実は気づかずに賽銭箱へ入れてしまっているかもしれません。
10円
「遠い」の語呂合わせで、「遠縁」という意味となり、縁遠くなってしまいます。
71円
71が「無い」の語呂合わせとなっており「無い縁」という意味に。
いくらご縁を願っていても「無い」事にされてしまいます。
105円
「当分」の「とう」の部分が10に位置し、105円のお賽銭を入れることで「当分ご縁なし」という意味になってしまうんです。
500円
500円玉は硬貨の中で最高金額となっており「これ以上の硬貨(効果)はない」という意味になっています。
まとめ
10円玉などはお賽銭でよく入れてしまいがちですが実は縁起が悪いとされているんですね。
ふと思い立って立ち寄る場合は仕方ないとしても、事前に参拝する予定が決まっている場合は縁起の良い金額を用意して参拝するのがおすすめ。