外を歩いていて野生の鹿を目撃したことはありますか?
自然豊かな場所だと春になると見かけたり、という話もよく聞きますし、山中を車で走っていると鹿が飛び出してきた!などという話もよく聞きますよね。
実は鹿は縁起の良い動物とされており、鹿の角も幸運のシンボルとも。
どうして鹿なのか?鹿の角が縁起物なのはどうして?など今日はそんな鹿について詳しくお話していきますね。
野生の鹿を見たら幸運のサイン?
動物園で飼育されていたり、奈良公園などで放し飼いにされている鹿ではなく、野生の鹿は見た人に何かしらのサインを送っているとされています。
幸運のサインから警告までを私たちに伝えてくれるとされているので、野生の鹿を見かけた時はちょっと立ち止まって観察してみるのもいいのではないでしょうか。
鹿が示すサインの意味
鹿が自分にお辞儀をした
鹿がお辞儀をするのは決して挨拶ではなく「威嚇」です。
またサインとしては「警告」を表しているとも。
鹿は恐怖や危険を察知すると反射的にお辞儀をしてしまう動物。
野生の鹿が自分に向かって突然お辞儀をしてきたら、それは自分自身の身に何か危険が迫っているという警告なんです。
鹿が警告してくれる危険は「足元」からやってくるとも言われていますので、お辞儀をされたあとは足元に意識を向けて注意するようにしましょう。
鹿がじっと見つめてきた。
鹿は人間が近くに来ても特段逃げようとはしない、好奇心旺盛な動物。
奈良公園などでもおせんべいを持っていると囲まれたりしますよね。
そんな鹿がじっとこちらを見つめてきたときは、自分の後ろに「強い力を持つ守護霊」がついている可能性があるんです。
私たち人間も、輝いている人やオーラのある人、有名人などを見かけるとじっと見つめてしまいますよね。
それと同じで鹿も強いパワーを持つものを見つめると言われているんですよ。
鹿に見つめられた時は守護霊への感謝をするといいかもしれません。
自分を見て鳴いた
鹿が自分を見て鳴き声をあげた時は、「幸福が迫っているよ」というサイン。
手元から幸福がやってくると言われているので、鹿に鳴かれたあとしばらくは手元を清潔に保っておくといいですね。
鹿の夢を見た
実際に野生の鹿に出会えなくても、鹿の夢を見るだけで運気アップのサインなんです。
中でも白い鹿はまさに「神の使い」とされている神聖な生き物。
そんな白い鹿が出てくる夢は特別な幸運に恵まれるというサインでもあります。
鹿が幸運と言われている理由
神の使い
鹿は古くは古事記の時代から神の使いとされており、大きな角で神様からのメッセージを受け取っているとされています。
鹿の中には神様だけではなく宇宙からのメッセージを受信している個体もあるとか。
そのような説から神様のメッセージを私たち人間に伝えてくれる使いと崇められ、幸運をもたらしてくれると言われているんですよ。
龍の角のモデルとなった
龍は9つの動物の姿に形容されると言われており、なんと龍の角は鹿の角をモデルにしたものだとされています。
現実には存在しない動物ではありますが、神聖で強いパワーを持つとされている龍の角のモデルということから、鹿はとても縁起が良い動物なんですよ。
鹿の角は縁起物なの?
実は鹿の角は古くから縁起物として知られています。
その理由は様々。ご利益別に見ていきましょう!
豊穣のシンボル
鹿の角は1年で新しい物に生え変わるサイクルとなっており、生え変わりを重ねるごとに角は強く立派な物に成長していきます。
昔の日本人は稲作が主流だったこともあり、鹿の角は豊穣のシンボルとされていたんですね。
財運アップ
武士や幕府の人間が受け取る給与は「禄(ろく)」と呼ばれており、鹿も「ろく」と読めることから、財運の象徴とされています。
古来の日本の風習が根強く息づいているんですね。
勝負運アップ
真田幸村や本田忠勝など有名な武将が神の使い、力の象徴として兜に鹿の角を付けていたことから、勝負運アップのご利益があるとされています。
水難、海難除け
簡単に川を泳いだり歩いて渡ることが出来る鹿。
川を渡った後の毛もすぐに乾いてしまうんです。
その事から縁起を担ぎ、水難除けや海難除けのお守りとしても重宝されているんですよ。
厄落とし
1年で新しい物になる、という性質から「厄を払う」「新しい福を呼び込む」という意味にも解釈されているんです。
まとめ
様々な意味や理由がありますがその多くが古くから根付いているもの。
鹿の角はお金持ちの家のリビングのインテリアを想像してしまいがちですが五月人形などにも使われている、意外と身近な物なんですよ。
開運アイテムとして取り入れるのもいいですね。
昔から神様の使いとして大切にされてきた鹿が持つスピリチュアルなパワーとサインを見逃すことなく、キャッチしていきましょう。